K-off 使用構築
スーパーところてんブラザーズというチーム名で参加してきました。
予選3-1で1位抜けからの準決勝で負けてベスト4でした。
今までずっと使ってきたカバドリの面子で参加しました。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
カバルドン | 気合いの襷 | 地震 | 欠伸 | ステルスロック | 吹き飛ばし | 砂おこし |
ドリュウズ | 地面のジュエル | 地震 | 岩雪崩 | アイアンヘッド | 剣の舞 | 砂かき |
ラティオス | ラムの実 | 龍の波動 | めざめるパワー炎 | サイコショック | 瞑想 | 浮遊 |
ウルガモス | 虫のジュエル | 大文字 | 虫のさざめき | めざめるパワー氷 | 蝶の舞 | 炎の体 |
スイクン | カゴの実 | ハイドロポンプ | 冷凍ビーム | 瞑想 | 眠る | プレッシャー |
ボルトロス | 電気のジュエル | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 草結び | 挑発 | 悪戯心 |
<個別解説>
・カバルドン
腕白
215-133-168-**-103-74
この構築では初手にカバルドンを置くことがほとんどなので、ウルガモスやヒードランなどの控えめジュエル(拘り眼鏡)オーバーヒート、キングドラの拘り眼鏡ハイドロポンプ、スイクンの水ジュエル(瞑想)ハイドロポンプ、カイリューの舞ジュエル逆鱗、ナットレイの鉢巻パワーウィップで落ちてしまうことを避けるために気合いの襷で採用。
ローブシンに地震を1発入れられるかどうかは裏との兼ね合いを考えると非常に大事なのでできるだけ素早さをあげました。
ラムローブシンに対して2度目の欠伸を入れることができたり、マッハパンチで倒れない体力のときに地震で削るということも可能なのでローブシンを抜いている恩恵は非常に大きいです。
2ウェポンにしたときもありましたが欠伸がないと初手のラティオス、マンムーが非常につらくなってしまうため欠伸。
ラティオス、ドリュウズの火力補佐のためにステルスロック。
起点回避、定数ダメージ蓄積のための吹き飛ばし。
氷の牙もしくは岩雪崩1ウェポンだとボルトロスに打点を持ったとしてもボルトローブの並びに対してカバルドンに挑発を入れられた場合ローブシンに身代わりを残されて詰んでしまう、対ドリュウズが非常につらいため攻撃技は地震。
C177ボルトロスのめざめるパワー氷2耐え。
A182マンムーの氷柱針5耐え。
A161命の珠パルシェンの氷柱針を高乱数で耐え。
・ドリュウズ
陽気
185-175-93-**-85-154
舞った際の突破力を上げるため、舞っていないときに倒せる範囲を増やすために地面のジュエルで採用。
最大火力、命中安定の地震。
対ボルトロスやギャラドス、トルネロス、ステロをいれることができなかったときのカイリューを意識して岩雪崩。
対ラティオスなどの浮いている鋼等倍のポケモンやジュエルを消費せず突破したい相手がいる場合を意識してアイアンヘッド。
カバルドンが起点を作った時や有利対面になった時に打てる剣の舞。
キノガッサやローブシン、バンギグライ、カバドリミラーを意識して耐久振り。
耐久調整が直接活きる場面はそんなに多くありませんが、選出画面で選出を躊躇わないことや立ち回りの幅が広がることに意義があると思います。
207-142ローブシンを舞ジュエル地震で確定。
181-162ナットレイを舞ジュエル地震で確定。
舞アイアンヘッドで155-101ラティオス確定。
ステルスロック+砂ダメージ+岩雪崩で155-100ボルトロス確定。
183-116ガブリアスをカバルドンの地震+ドリュウズのジュエル地震で確定。
A110命の珠霊獣トルネロスの馬鹿力確定耐え。
A211珠鉄の拳ローブシンのマッハパンチ上3つ切って耐え。
A132グライオン、カバルドンの地震乱数上4つ切って耐え。
・ラティオス
臆病
167-**-101-173-133-171
キノガッサに比較的後だしが安定し、ボルトガッサハッサムのような並びを崩しやすいラムめざ炎。
カバルドンがキノガッサと対面しても基本的に1回は起点を回避でき、キノガッサ入りは強化アイテムなしのラティオスですら受けられないことが多いのでキノガッサ入りに対して非常に有利に対戦を進めることができます。
ボルトロスやラッキーの電磁波を1ターン防いでくれるのも大きい。
先制技への耐性をできるだけ高めることやラティオスの攻撃回数をできるだけ増やすために火力と素早さを可能な限り落として耐久を上げました。
この耐久に救われることも非常に多かったです。
対面構築系、起点構築系に対して流星群を打たなければいけないとき特攻が下がってしまい後ろのポケモンを倒すことができないので龍の波動。
スイクンと打ち合う、ラッキーを崩す、ローブシンへの打点ためにサイコショック。
ハッサムやナットレイ、ユキノオーなどへの打点となるめざめるパワー炎。
対スイクンやラッキー、晴れ、雨のための瞑想。
153-103キノガッサをサイコショックで確定。
175-100ハッサムをめざめるパワー炎で確定。
177-132オッカハッサムをステルスロック+晴れ瞑想めざめるパワー炎で確定。
C177ボルトロスのめざめるパワー氷を最高乱数2連以外耐え。
A200テクニシャンキノガッサの種マシンガン5発+マッハパンチ耐え。
C133拘り眼鏡キュウコンの晴れオーバーヒート+A150ハッサムのバレットパンチ耐え。
A161命の珠パルシェンの氷の礫+A200キノガッサのマッハパンチ+砂ダメージ最高乱数2連以外耐え。
A186カイリューの神速+A182マンムーの氷の礫耐え。
C161拘り眼鏡キングドラの雨波乗り高乱数2耐え。
・ウルガモス
臆病
161-**-85-187-125-167
パルガッサ、ガッサナンス、マンムーガッサ、クレセローブ、ユキノオー入りなどカバドリラティでめんどうな中速以下に有利がとりやすいポケモン。
スカーフバンギラスを舞ジュエルさざめき、耐久に振ったバンギラスやニョロトノをステロ+舞ジュエルさざめきで落とすこと、ランクルスやクレセリアなどの高耐久エスパー、スイクンを意識して虫のジュエル。
意地っ張りガブリアスや最速ランドロス、グライオンを抜くための臆病。
ノオートノグドラやナットトノグドラ、ノオースタン、ボルトロスがいないパルガッサは基本的にカバウルガ@1の選出になります。
倒せる範囲をできるだけ増やすためにCS全振り。
ローブシンへのダメージを考えて炎技は大文字。
倒したい範囲に最も通る虫のさざめき。
グライオンやガブリアス、カイリュー、ランドロスへの打点となるめざめるパワー氷。
・スイクン
控えめ
207-**-141-148-137-106
対雨やバンギローブ、バンドリ、ミラーで戦えるポケモン。
マンムートノグドラやキノガッサ入りでないカバドリミラーはこのポケモンで崩していきます。
雨やバンギローブと有利に打ち合えるようになるハイドロポンプ。
ハイドロポンプと合わせて範囲が広く瞑想後にキングドラ、ラティオスと打ち合える冷凍ビーム。
火力、耐久補佐のための瞑想。
選出した場合負担が多くなる場合が多いので回復できる眠る。
197-130ニョロトノをステロ+雨瞑想ハイドロポンプ2回で確定。
151-116キングドラをステロ+瞑想冷凍ビーム2回で確定。
+1冷凍ビーム+ステルスロック+砂ダメージ2回で159-131ラティオス確定。
C161拘り眼鏡キングドラの龍の波動最高乱数2連以外耐え。
ステルスロック+A182マンムーの地震2耐え。
・ボルトロス
155-**-90-177-100-179
レパルダス絡みの並び、ヤミラミ、ブルンゲルなどのマークが薄くなりやすい所謂害悪タイプの構築やポケモンへの対策、ドリュウズが選出できないときの飛行の一貫性を抑えるポケモンとして採用。
あまり雨に対して選出することはありませんが、対霊獣トルネロス入り雨で飛行の一貫を抑える、トルネトノグドラの選出を抑制するという意味でも非常に重要なポケモンです。
スイクン、ブルンゲルなどの構築全体で重めのポケモンを1発で落とすことのできる電気のジュエル。
対グライオン、ガブリアス、カイリューに打つめざめるパワー氷。
ガブリアス、カイリューのために選出することはほとんどありませんが上記の構築の取り巻きにいた場合を想定しています。
バンギグライヌオー、マンムートノグドラに対する草結び。
この構築では草結びがないとバンギグライヌオーで詰んでしまうので必須だと思います。
起点回避、相手の積み技、トリックルームなどの展開を阻止するための挑発。
ジュエル10万ボルト+草結び2回で207-167バンギラス全て最低乱数以外1発。
<選出パターン>
・無天候
ボルトガッサカイリューハッサムやボルトパルローブ、ステロ+パルガッサのようなものに対しては基本的にカバドリラティまたはカバラティウルガで選出していきます。
ボルトロスがいる場合はほぼカバドリラティ、相手にキノガッサがいない場合はカバドリボルトのときもあります。
ステロ+パルガッサのような並びでボルトロスがいない場合はカバラティウルガ。
ステロを撒かれてもウルガモスが氷の礫とマッハパンチを半減でき、上から1発で倒せるのでガッサにラティを投げてラティが削れてウルガモスで上から全て倒すことができます。
ライコウローブに対してはカバドリラティ。
カバルドンでライコウに対して欠伸からステルスロックを撒き、壁を片方だけしか貼らせないようし、ローブシンをカバルドンで削り裏の圏内に入れます。
ライコウローブ選出の場合はラス1にウルガモスに対して強いポケモンを入れてくる場合が多く、そのポケモンは基本的にラティドリのどちらかに弱いので、起点にされることさえ防げば問題ないと思います。
これ以外の場合は柔軟に選出していくことになりますが、基本的には初手カバルドンから展開、何をしてくるのかわからないポケモンが複数いる場合ボルトロスを中心に選出していくことが多かったです。
・雨
基本的にカバラティウルガかカバラティスイクンのどちらかになります。
相手の構築にナットレイもしくはユキノオーがいる場合は即決でカバラティウルガ。
ボルトロスを見てトルネトノグドラ選出をしてくる人はまずいません。
ナットレイやユキノオーがウルガモス以外に不利をとらずボルトスイクンに有利をとれるポケモンなのでほぼ確実にナットトノグドラがでてきます。
立ち回りとしては初手ナットレイやユキノオーに対してカバルドンでステロを撒いてからウルガモスに交代、相手はこちらのボルトロススイクンラティオスを考慮してナットレイを残してニョロトノに交代するので、舞ジュエルさざめきでニョロトノを倒して天候をとるといった形になります。
ナットレイが構築に入っていないマンムートノグドラの場合はカバラティウルガもしくはカバラティスイクンの選択で、トノグドラ以外でカバドリを対策していそうな場合はカバラティウルガ。
ソーナンスキノガッサがいる場合は嵌め展開を狙ってくる場合が多いので初手カバルドンもしくはラティオスのカバラティウルガ選出。
最後の方はナット入りのトノグドラがほとんどだったこと、マンムートノグドラでは眼鏡ラティのカバドリラティに有利ではなく、マンムートノグドラでは結局裏込みでカバドリ対策する人が増えたので、こちらの選出はカバラティウルガがほとんどでした。
・砂
バンギガブ、バンギローブに対してはほとんどの場合カバドリラティ。
カバドリミラーは相手にキノガッサがいる場合はカバドリラティ、キノガッサがいない場合はカバドリスイクン。
カバドリラティ選出した場合はほぼ同速になりますが、カバドリスイクン選出の場合はステルスロック+瞑想冷凍ビームでラティオスを落として数的優位をとって押し切ります。
バンドリも同様。
バンギグライはヌオーがいた場合はカバボルト@1、それ以外の場合はカバドリ@1の選出が多いです。
ドリュウズが耐久を振ってるのでグライオンに対してアイアンヘッドの思考回数を稼ぎやすく無傷で舞えればグライオンにそれほど不利ではないので強引に潰しにいきます。
・霰
基本的にカバウルガ@1の選出。
残り1枠はノオーガブに対しては逆鱗の一貫を抑えるためにドリュウズを出すことがほとんどです。
ノオー入り対策をウルガモスにかなり頼っているため、ウルガモスに対する打点があるかどうか確認するまではユキノオーに対してはドリュウズを投げていきます。
ユキノオー入りはステルスロックが通ることが多いので、初手のカバルドンでステロを撒くのを優先します。
・受けループ
ラキムドーバンギグライヤドラン@1のような並びにはラティドリウルガ。
ラティオスで相手を削り特殊受けがラッキーのみの場合はウルガモス、バンギラスが出てきた場合ドリュウズで展開していきます。
バンギラスのスカーフが確定し、追い打ちで拘った場合はウルガモスで起点にしにいくことも。
カバドリラティを恐れてガッサグライバンギのような選出をしてきた場合は非常にウルガモスが刺さります。
この構築はドリュウズラティオスウルガモスボルトロススイクンとノーマークだと1匹で相手を全て持っていける可能性があるポケモンばかりで構成されているので、相手は選出段階で全てを意識せざるを得ず、選出が非常に見えやすい点が本当に使いやすかったです。
きつい構築もありましたが、構築段階でそのような並びに対する選出、立ち回りをしっかり練っておくことが大切だと思います。
そしてその机上論で非常に多くのことを考えられるということが5世代の面白さの1つだと思いました。
最後になりますが、K-offのスタッフおよび参加者のみなさんありがとうございました。