第四回関東4thGSオフ使用構築 グラワタホウオウルンパ
第四回関東4thGSオフに参加してきました。
予選5勝2敗からの決勝トーナメント4勝0敗で優勝することができました。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
グラードン | 黒い鉄球 | 地震 | 岩雪崩 | 投げつける | 守る | 日照り |
ワタッコ | 気合の襷 | 草結び | 眠り粉 | アンコール | 守る | 葉緑素 |
ホウオウ | 食べ残し | 聖なる炎 | ブレイブバード | 身代わり | 守る | プレッシャー |
ルンパッパ | オボンの実 | 猫騙し | 草結び | 宿り木の種 | 守る | すいすい |
<構築概要>
ほとんどの一般枠に圧倒的に強い伝説であるホウオウを軸にした構築。
基本的にホウオウもしくはルンパッパで詰ませることを念頭に立ち回ります。
地震が非常に一貫している場合やディアルガ軸のトリル構築の場合はグラードンを大切に扱いますが基本的には死なない程度に雑に扱い相手を削ってもらうことが多いです。
グラードンは初手天候ポケモンの鉄球判断やホウオウで面倒なポケモンの削り、天候を晴れにして水技半減、雷の命中率を50%にすることでホウオウ、ルンパッパの動きやすい状況を作るのが仕事です。
ワタッコはホウオウが身代わりを残しやすくするための囮、アンコールでホウオウグラードンが動きやすい場を作成、2回以上動けるがアンコールも草結びも通らない場合に眠り粉を連打し場を荒らす、不利な状況を眠り粉でひっくり返すなどの役割を担います。
ルンパッパはグラードンに対してカイオーガを出された時のクッションやスカーフオーガを上から殴れるポケモンであり、クレセリア入りトリルや強化アイテムなしディアルガ、ギラティナなどの低火力ポケモンがいる構築に対しての詰め筋となります。
<個別解説>
・グラードン
意地っ張り
実数値:197-200-160-**-141-110
努力値:172-92-0-0-244-0
この構築の軸であるホウオウの苦手部分の多くを補ってくれるポケモン。
ホウオウを使う上で大きな弊害となるバンギラスに強い。
天候を晴れにすることによって水技の威力を半減、雷の命中率を50%にできる。
トリル下でディアルガより速く地震2発で落とせるため、ディアルガのみでトリックルームを貼ってくる構築に対してディアルガの動きに大きく制限をかけられる。
地面が一貫しやすいルールであり、カイオーガの容易な後出しを許さない。
以上の点が特に大きな役割です。
ワタッコを動きやすくするために初手で天候を取りたいためアイテムは鉄球。
また、鉄球投げつけるによりミュウツー、ラティオス、ギラティナ、クレセリアといった上から高火力でホウオウルンパッパを殴ってくるポケモンや処理に時間がかかるポケモンに大きな打点を持つことができます。
Sを最遅ではなく意地っ張り無振りの110としたのは、鉄球カイオーガはトリル下での制圧力を意識してほぼ全てが最遅で、上げるとしてもS実数値を1か2上げる程度であり、S110の同速が起こることはまずあり得ないので、初手でオーガ入りと対面したときに確実に相手のカイオーガの鉄球判断ができること、投げつけるをした後に確実にバンギグロスノオーを抜けることが理由です。
前者はオーガルンパ、クレセオーガと初手で対面したした時にその後のプランが立てやすくなるという非常に大きなメリットがあります。
タイプ一致で一貫性が高く倒したいポケモンに多く通る地震。
構築単位で非常に重い相手のホウオウに対する打点になる岩雪崩。
上述の通りの理由の投げつける。
大切にしたい場面があることやトリルターン稼ぎになる守る。
配分
182-110ミュウツーを投げつけるで最低乱数以外1発
C202眼鏡流星群を乱数上2つ切って耐え
A187メタグロスの大爆発を確定耐え
・ワタッコ
臆病
実数値:175-**-98-75-105-178
努力値:196-**-60-0-0-252
主にホウオウやグラードンを通すためのサポート役。
眠り粉やアンコールで場を荒らしグラードンを通したり、ホウオウのための起点作りをします。
気合の襷を持っているため2回は眠り粉の試行回数を稼げることが多く、アンコールで勝てる対戦も一定数あるため見た目の確率よりは仕事をしてくれることが多いです。
1回で当てないと勝てないという対戦もありますが当てればかなり有利になる場合が多いので75%という確率を考えれば割り切れる範囲だと思っています。
眠り粉の命中率は75%とはいえ相手からしたら放置できないポケモンなので、大事に扱うことで相手のターンを1ターン無駄にさせられ、ワタッコの横のポケモンが自由に動ける場面が作りやすいことが多いという場にいるだけで仕事をしてくれるポケモンです。
襷で耐えたポケモン落とす、カイオーガ、グラードン、バンギラスに対する削りとなる草結び。
不利対面を強引に突破するための眠り粉。
補助技や横のポケモンに通らない技に固定して展開をしやすくするアンコール。
猫騙しを防ぐ、トリルターン稼ぎの守る。
配分
A182メタグロスのコメットパンチ+バレットパンチ両方最高乱数以外耐え
最速
・ホウオウ
陽気
実数値:209-150-110-**-179-156
努力値:220-0-0-**-36-252
構築の軸。
基本的にこのポケモンで詰ませることを念頭に立ちまわっていきます。
一般枠の多くはホウオウの身代わりを割ることすら難しく、晴れ下ではC222カイオーガの満タン潮吹きが半分程度、濁流は3割も入りません。
また、先に身代わりを張れてしまえば、PPが少ない技であれば身代わり守るでPPを枯らすことも可能です。
タイプ一致であり、晴れの恩恵を受けられる聖なる炎。
同様に一致であり、一貫性が高いブレイブバード。
詰ませ性能を上げるための身代わり。
回復、PP枯らし、トリルターン稼ぎに役立ち、詰ませ性能を上げることができる守る。
配分
HP16n+1
C222カイオーガの吹雪を身代わりが耐え
最速
・ルンパッパ
穏やか
実数値:186-81-90-116-132-118
努力値:244-0-0-44-0-220
グラードンに対してカイオーガを出された際の引き先として採用。
また、火力のないポケモンが多い構築では宿り木で詰ませることも可能です。
特に、クレセオーガ入りのトリパに対しては宿り木を撒いて回復しながらサイクルを回していくので、非常に重要な役割を持ちます。
カイオーガ入りには無理をして晴れを取り戻そうとせず雨下で相手の上を取れることを利用して立ち回っていくことも多いです。
また、グラードンで相手のバンギラスを削りきれなかった場合、ルンパッパで打ち合うことになります。
ホウオウとの相性もよく、ホウオウを先に出しておき、裏からルンパを投げて猫身代わりをするといった立ち回りもできます。
バンギラスと打ち合うことが多いことや個人的に高く評価しているドサイドンを意識してSは準速の122ではなくスカーフカイオーガ抜きの118まで落とし、可能な限りHに振り物理耐久を上げました。
元々Hが低めでDが高めのポケモンなので特殊耐久もH175の場合より高くなっています。
ホウオウの補佐のための猫騙し。
カイオーガ、グラードン、バンギラス、パルキアのための草結び。
対トリパ、ディアルガ、バンギラス、ギラティナや場持ちをよくするための宿り木の種。
宿り木とのシナジー、トリルターン稼ぎのための守る。
配分
草結びで207-161カイオーガを90.5%で2発
A156ヌケニンのシザークロス乱数上2つ切って耐え
C222カイオーガの雷2耐え
C198ディアルガの龍波2耐え
雨下でスカーフカイオーガ抜き
<立ち回り>
基本的には構築概要のところに書いた通りです。
何で詰ませるかを考えて動かすのがいいと思います。
トリルディアルガの時のみ例外でグラードンを通す立ち回りが成功しやすいです。
相手に猫持ちがいる場合やグラードンへの打点が乏しいは基本的にワタッコを守りながらグラードンを動かします。
相手からするとワタッコは無視できない存在なので通ることが多いです。
初手ディアルガの場合はグラードンを捨て気味に、ミュウツーがいる場合はノオー交代吹雪を警戒していました。
また、投げつけるは打てば確実に落とせるもしくはトリルの可能性がほぼないという場面がくるまでは打たないほうがいいと思います。
対ディアドー
初手はドーブルに眠り粉を打ちながら地震。
トリルだった場合はグラードンを大事に、スカーフ眼鏡の場合はグラードンが生き残ってくれればかなり有利になりますが、C222眼鏡流星が乱数なので落ちた場合はホウオウで起点にしていきます。
唯一レベル1ドーブルだった場合は別で、トリル下で動きを止めなければいけないのでワタッコをルンパに交代しながら巻き込み地震をします。
後は地震2発でディアルガを処理して、オーガと相手のラスト1体を見てワタッコかホウオウをクッションにしてトリルを切らします。
対ギラドー
追い風ギラティナ+大爆発ドーブルが主流なのでそれに対しての立ち回りを書きます。
ワタッコが猫ダイブを耐えるので眠り粉地震から結び投げつけるをしてルンパ投げが安定です。
追い風をしてもワタッコを抜けないことが頭から抜ける人が一定数います。
猫追い風の場合は地震で襷まで行っているので草結びをドーブルに投げつけるをギラティナ、見切り追い風の場合はアンコールしながら地震連打します。
今まで見たことはありませんがダークホールを選んできた場合は眠り粉を当てるしかないです。
瞑想ギラティナだった場合はアンコールをして地震を当てた後に投げつけて終わりです。
対オーガルンパ
まずは天候で鉄球判断。
雨になった場合オーガ側に眠り粉をしながらルンパ交代。
晴れになった場合はワタッコを守りながらルンパ交代。
雨の場合も晴れの場合もルンパを投げて草2体を並べることで非常に動きやすくなります。
対クレセオーガ
同様に初手で鉄球判断。
基本的に対オーガルンパの立ち回りと同じですが天候が雨になった場合、裏にドサイドンがいる可能性があるのでルンパッパのHP管理を強く意識して立ち回ります。
対ノオツー
ラムの可能性が低いノオーに対して眠り粉をしながらミュウツーに鉄球投げつけるをして処理します。
基本的に通るのであとはルンパとホウオウを並べながらユキノオーを起点に身代わりを張りに行くことが多いです。
その他の並びに対しての動きで気になる点があればコメント欄かツイッターの方にリプをくれると助かります。
グラワタは名前は有名な構築な割に使用者が少なく立ち回りはあまり浸透していないように感じました。
かくいう自分もその部類で立ち回りを変えるだけで勝率が一気に化けました。
一度使ってみると新たな発見があるのではないかと思います。
前回参加した時はベスト8で終わってしまったので非常に嬉しいです。
予選試合数も多くガッツリ対戦でき、結果も残せてとても楽しいオフでした。
主催のptrstさん、スタッフのみなさん、参加者のみなさんありがとうございました。